2011年7月4日月曜日

第2回研修会無事終了しました。


7月3日
第2回研修会「選木・チェーンソー講習・伐倒」
参加者24名、サポーター11名で
無事終了しました。

朝8時半に集会場に集合し、
鈴木代表から第1回研修会「森の健康診断」の診断結果を踏まえた選木の意味と方法について30分ほど説明がありました。

9時半には現地に移動し、
山作業の服装や注意事項について講師の服装などを見ながら説明があり、
10時半には班に分かれて平らな場所での玉切りを行いました。
地元の参加者は何度かチェーンソーを使ったことがある人が大半でしたが
そのレベルは様々でした。
細かい点まで講師がマンツーマンで指摘し、全員が玉切りを体験しました。

その後、前回調査した付近まで山を登っていき、選木の実習が行われました。
木の1本1本をじっくりみながら目標林型を想像すると座学のみでは得られない理解が得られたようでした。

自己紹介などをしつつ山の中でお弁当を広げ、気持ちのよい昼食となりました。
講師の目立ての見学をお昼休みに行いましたが、
参加者はほぼ全員集まり、講師の手元に集中しました。
目立ては次回の課題ですが、「あーだこーだ」と議論はおさまらず、関心の高さがよくわかりました。

午後、選木が終わり、伐倒木を決めると、
講師による伐倒のデモンストレーションが行われました。
2本とも倒す前にロープを掛け、参加者が引っ張って倒しました。

この研修会の目的は作業効率を追うことではありません。
「誰でも楽しくできる」「少し知ればもっと楽しい」がキーワードです。
ロープや安全器具など使えるものは実際に使いこなして、誰もが安全に楽しく作業ができるように実習ではすべてロープをかけておいて倒すことにしています。
また、皆でロープを引っ張ると連帯感がわきます。
「よいせ、よいせ」と掛け声をかけながらリズムよく引くと、混んでいたヒノキの樹冠が少しづつ開き、狙った場所へ勢いよく倒れ、「やったー」と歓声があがりました。

その後は、倒した木を使って受け口をつくる練習をしました。
午前中に初めてチェーンソーを握った人も、
急傾斜地に立ち、講師の指導をうけながら何個も受け口をあけました。
受け口をあけている間にも皆がはやし立てる光景も見られ、参加者の仲の良さがうかがわれました。

午後から雨模様という予報でしたが、作業中は曇りで天気にも恵まれました。

女性や60代の参加者もおり、また装備もさまざまで
足が痛くなったり疲れて休む人もいましたが
それでも今後も参加したいという意欲と熱気が感じられました。

第3回~4回は搬出や薪づくりとさらに体力の要求される内容となりますが、
すべてを1人でこなさなければならないわけではありません。
必ずチェーンソーを使わなければいけないわけでもありません。
「自分のできることをする」「皆でできることをする」ことが大事だと思います。
会を経るごとに参加者どおしの協力が進み絆が深まることを期待しています。